スキル・年代別|AIエンジニアの年収
傾向
近年、生成AIの利用拡大とともにAIエンジニアの需要が高まっていますAIエンジニアを目指す多くの方は、どのくらいの年収が得られるか気になるところでしょう。ここでは、年代別・スキル別のAIエンジニアの年収を紹介します。
AIエンジニアの
スキルレベル年収
厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「jobtag」によると、スキルレベル別のAIエンジニア年収は以下のとおりです。なお、詳細については後述しますが、ITSSレベルとはIT関連サービスに必要なスキルを体系化した指標のことです。
| ITSSレベル1~2 | 420.0万円~620.0万円 |
|---|---|
| ITSSレベル3 | 450.0万円~700.0万円 |
| ITSSレベル4 | 500.0万円~780.0万円 |
| ITSSレベル5以上 | 600.0万円~950.0万円 |
(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/325)
「ITSSレベルは1から7まであり、レベル5では社内でテクノロジーやビジネスの両面でリーダーシップを発揮できるレベルとされています。それ以上は、国内外に通用する研究者レベルですので、企業においてはITSSレベル5でも相当なハイレベルです。
レベル1~2の段階では基本的知識・技能を有する程度ですので、年収も突出して高いわけではありませんが、レベル5以上になると年収1,000万円も見えてきます。AIエンジニアにとってはスキルアップが年収アップにつながると考えてよいでしょう。
AIエンジニア 年代別の
平均年収
日本では年功序列制度が依然として根強いため、年代によって年収に変化が見られます。「AIエンジニアは比較的新しい職種ですが、年代による年収の差についても注目する必要があります。情報サイト「求人ボックス」によると、年代別の平均年収は以下のようになっています。
年代別 AIエンジニアの平均年収
| 年齢 | 平均年収 |
|---|---|
| 20歳~24歳 | 339万円 |
| 25歳~29歳 | 445万円 |
| 30歳~34歳 | 533万円 |
| 35歳~39歳 | 573万円 |
| 40歳~44歳 | 621万円 |
| 45歳~49歳 | 651万円 |
(https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/AIエンジニアの年収・時給)
20代では年収は500万円以下で、その後は年代を重ねるごとに増えていきます。ただし、年齢が上がるにつれて、年収の増加率が次第に鈍化することがわかります。
年代別 民間企業の給与平均
他の職種も含めた年代別の年収を見てみると、AIエンジニアの平均年収は同年代の全業種平均年収よりも70万円~150万円ほど高いことがわかります。
| 年齢 | 平均年収 |
|---|---|
| 20歳~24歳 | 269万円 |
| 25歳~29歳 | 370万円 |
| 30歳~34歳 | 413万円 |
| 35歳~39歳 | 449万円 |
| 40歳~44歳 | 480万円 |
| 45歳~49歳 | 504万円 |
「第11表 企業規模別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額」PDF
(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2021/pdf/11.pdf)
以下のページでは、新卒でAIエンジニアを目指す方に向けて、会社の選び方や必須スキルなどのポイントを解説します。 AIエンジニアを目指している新卒の方は必見です。
「ITスキル標準(ITSS)」
とは
AIエンジニアはスキルレベルにより年収が変わりますが、その基準となるのがITスキル標準(ITSS)です。これは、各種IT関連サービスに必要とされる能力を明確化・体系化したもので、これを活用することで自社基準の客観的な位置づけがわかります。
また、AIエンジニア個人においても、自らがキャリアアップやキャリアチェンジを図るために、必要となるスキル把握の基準になります。企業とエンジニアが共通の「基準」を持つことで、人材採用のミスマッチを防ぐことができます。
ITスキル標準が生まれた経緯
スキルの共通枠組みである「ITスキル標準」が生まれた背景には、IT技術の多様化・深化があります。技術の専門分化とともにインターネット普及によるオープン化が加わり、技術的な体系が複雑になったためです。
各業種で求められるスキルに合わせて、IT人材も多様化する中で戦略的な人材育成やスキル開発のための客観的な指標が必要になったというわけです。企業や教育機関が独自に基準を定めても連携性を持たないため政府主導で進められています。
ITSSレベル別の
必要スキル・評価
ITスキル標準(ITSS)のスキルレベルは、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)では行以下7区分のレベルを設けています。なお、IT技術・スキルは日々刻々変化しているため、今後も継続的な見直しが行われます。
(https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/plus-it-ui/itss/itss2.html)
レベル1~3
レベル1は「情報技術に携わる者に最低限必要な基礎知識を有する」とされています。ITに関する一般的な知識はありますが、技術スキルはこれから身につけるレベルです。IT企業の実務未経験者や新入社員がこれに該当します。
レベル2は、「プロフェッショナルとなるために必要な基本的知識・技能を有する」とされる段階です。上位者の指導は必要ながらも、一定範囲の作業であれば要求されたことが独力でできます。さらなる技術スキル向上が求められます。
レベル3は、「プロフェッショナルになるために必要な応用的な知識・技能を持っている」とされています。まだスキル研鑽の余地はあるものの、IT人材としてのスキルがあると認められ、要求された作業は全て独力で遂行可能です。
レベル4~5
レベル4は、「プロフェッショナルとしてスキルの専門分野が確立する」レベルです。「独力で業務上の課題の発見と解決をリードする」とあるため、プロジェクトの中でもリーダー的な役割を任せられるレベルといえるでしょう。
レベル5は、「プロフェッショナルとして自他共に経験と実績を有する」とされており、企業内でハイエンドのエンジニアとして認められます。高度IT人材の中でもリーダー的な存在となるレベルです。
レベル6~7
レベル6は、「社内だけでなく市場においても、プロフェッショナルとして経験と実績を有する」レベルです。国内でも有数の高度IT人材と認められ、指導的な立場としての活躍も見込まれるハイエンドプレーヤーです。
レベル7は、「先進的なサービスの開拓や市場化をリードした経験と実績を有する」レベルです。国内のみならず世界でも通用する、7段階中で最も高いスキルレベルといえます。IT業界全体を牽引する立場にあります。
年収を上げるために
必要な自己学習
これまでの調査により、AIエンジニアが年収を上げるためにはスキルアップが必須であることがわかりました。スキルアップは実務経験に加え、自己学習を通じて技術力を高めることが重要です。
当メディアでは、現役AIエンジニアがおすすめする、スキルアップするための書籍を紹介しています。AIエンジニアを目指す学生の方や、基礎的な技術をしっかり固めておきたいという方は是非参考にしてみてください。
